数十年ぶりのチャンスは霧散
テストマッチにおけるわたしの好きなラグビーチームは1位がレッドドラゴンズで2位がオールブラックスです(日本は除く)。前者については単純に好きというだけですが、後者は正直好きじゃないという人が理解できないという感じがあります。ABsは常に華麗で正確なプレーをしており、ラグビーを好きな人は誰しも魅了されてしまうのではないかと思っているくらいです。
さてその1位のウェールズが2位のニュージーランドへ遠征をおこなっておりました。オールブラックスは昨年のワールドカップで史上初の連覇を達成しましたが、その軸となっていたレジェンド級の選手が何名も代表引退をしており弱体化は避けられないところ(スーパーラグビーではニュージーランド勢が好調ではありますが)。一方レッドドラゴンズは怪我人が0ではないもののチームとしてはかなり成熟しております。ウェールズはニュージーランドを破ったことがあるという世界でも希少な存在ではありますが、今回は数十年ぶりに勝ってしまうのではないかという期待をしておりました。試合は3つ組まれているものの勝つチャンスが一番あるのは1戦目だとも。
正直なところ北半球のチームでオールブラックスに勝てるのはイングランドとフランスしかないと思っています。シックスネイションズとして見たらウェールズ はニュージーランドを破っているフランスにここ数年負けておらず、またイングランドとも互角の戦いをしていたりするのですが南半球のチームには異様に相性 が悪いというちょっと特殊なチームです。特に自チームの上位互換的な色もあるニュージーランド相手には毎回大差負けをしている印象。
第1戦はLIVEで見ましたが、途中までかなりいい感じに進めてはいたものの局面局目を見ると思った以上に差が詰まっていないと思いました。正直なところオールブラックスの出来はかなりイマイチだったように思われますが、それでも。最終的にはそこそこ差がついてしまったのですがこの展開を見てると予想できる結末でした。そもそもウェールズIXがチーフス相手に大敗していたあたりからどうなのかという感じはありましたが、結局見られなかった2戦目3戦目も大敗だったようです。
多分次のチャンスは十年以上先ではないでしょうか。自分が生きているうちに見られればいいなとも思っています。