野に咲く花の名前は知らない

半分は自分用の備忘録です…

世界との差は

去る6月25日にリポビタンDチャレンジカップの日本対スコットランドの2戦目が行われました。この試合については外出していたため結果を知った後に後追いで試合を見たのですが、スコアは競っていたとはいえ途中までは「ここから負けるのか」というくらいの試合展開だったと思います。

勝てる試合を落とした感はかなり強くありますが、ポジティブな見方をするとエディ就任前と比べるたら日本ラグビーは明らかに別のステージに進んだように思えます。エディのレガシーもなくさないまま別のエッセンスも入っている、そんな雰囲気も。以前の日本代表を知っている人間にはスコットランドとまともなスコアで試合が出来ていることに隔世の感すらあります。

ハッキリ言ってチームとしての完成度は低いです…延々とよくならないラインアウトにそれが一番感じられるかと。ワールドカップ前のレベルで成熟度を上げていたら多分勝っていたと思いますが、一方でスコットランドがメンバーはベストに近いもののコンディションは明らかに悪かったのも事実。敵地でやっていたらもっと差のついた敗戦が確実だったでしょう。

明るい材料はいくつもありました。特に田村選手は覚醒した感があり、昨年のワールドカップで覚醒した立川選手とともに今後の10-12ラインはしばらく任せられそうです。茂野選手も今後経験を積めば立派に田中選手の後継者になれると思います。金選手も体格的な不安はありましたが想像以上に通用していたと見ています。

松田選手はハッキリ言って良くはありませんでした。判断ミスと思える場面もいくつかありましたが、持っているポテンシャルは間違いないので今後の日本代表を背負う意味でもどんどん経験値を上げていってほしいものです。フルバックとしての資質は判断しかねますが、いつまでも五郎丸選手に頼るわけにもいかないですからね。

ロックは今日出ていた選手が特段悪かったわけではないですが、やはり日本人だけだと厳しい面はそこかしこに見えてしまいました。外国出身選手に頼るのもありですが、出来れば日本人で…バスケやバレーには2m超えるような日本人もいるんですがなかなかラグビーには来てくれないものですね。