未解決問題
4/26の第2試合をもって21-22シーズンのMリーグが閉幕しました。優勝はKADOKAWAサクラナイツでした。おめでとうございます。
一応ライトなセガサミーフェニックス推しとしては残念な結果と言えばそうなのですが、正直サクラナイツは優勝にふさわしい大変強いチームだったので仕方ない以外になにものでもないかと。
沢崎さんはセミファイナルをもって療養のために離脱されましたが、大ベテランがほぼ選ばれることのないMリーグにおいては大変稀有な存在。それほど彼の麻雀の腕が評価されているということでしょう。そして追加メンバーとなった堀さん。彼なくして優勝はなかったと断言できるほどの強さでした。
あえて正直な感想を言いますと、最終日はそこまで熱量をもって観戦できませんでした。最終日開始段階で推しチームが一番優勝に近かったにも関わらずです。理由はいくつかあるのですが…
- 1チームだけ優勝の可能性がほぼなかった
- 世間の評価とはうらはらに凡戦にしか思えなかった
- そもそもMリーグに飽きてきている
こんなところでしょうか。
最終日開始時点でKONAMI麻雀格闘倶楽部にはほぼ優勝の目はありませんでした。まあこれは仕方のないことで…とにかくファイナルでの成績は惨憺たる有様でした。ただこれにより、2試合目の東パツのように滝沢さんI相手には3人とも逆らわないという形が出来てしまいます(これは優勝争いから脱落しないため当然の選択ですが、当然であろうがなかろうが見ている方がつまらなくなるのは自明)。さらには南場の親が落ちた瞬間滝沢さんがひたすら国士狙いのような配牌オリしかしなくなっていたので四麻の形をとった三麻を見させれている。これで麻雀が面白くなるはずがない。
Twitterなどで感想を見ていると熱戦に感動された方も多かったようなのですが、これはどちらかというと1年間やってきた最後の最後という状況による部分が大きかったと思います。悲壮感すらある選手たちの表情でしたが、麻雀の対局としては正直そんなにいいものではなかったでしょう。
赤坂ドリブンズ⇒U-NEXTパイレーツ⇒EX風林火山⇒KADOKAWAサクラナイツという優勝チームの変遷ですが、今のところ連覇どころか2回優勝したチームすらありません。そういう意味では戦力に偏りが起きておらずバランスのいいリーグと言えるでしょう。しかし根本的にMリーグも4年目を終えるところまできてちょっと飽きが来ています。
コロナ禍もありいろいろと動きが取りづらいのは間違いないところですが、正直同じことの繰り返しを見させられている感は否めません。毎日同じように入場してきて、同じような顔ぶれが麻雀を打って、同じような内容のインタビューを聞いて終わり。Mリーグが始まる前からの見る雀であるわたしでこの状態なので、もっとライトな層は激推しの選手でもいない限り結構つらいのではないかと思います。エンタメのプロがたくさん関わっていると思うので今後の変化に期待ですね。
余談。2試合目で目無しとなった滝沢さんは淡々と仕事をこなしておりました。一切上がりに向うことなく、振らないように安牌も抱えつつ下家に鳴かせないようにする。人によってはこれぞトッププロの姿と感心したことでしょう。しかしわたしは圧倒的に去年の村上さんの方が麻雀としてあるべき姿だと思っています。これに関してはどんな意見を耳にしようとまず考えを変えることはないでしょう。麻雀のあるべき姿を考えればすぐわかることですから。